[株式会社開成]バイオマス発電を利用した循環型農業 社会システム 2013.5月版.pdf
本日、有志の会主催にて瀬波温泉近くにあるバイオマス発電を通して循環型農業にチャレンジしている㈱開成 代表取締役 遠藤忠宏 を訪ね。現在までの取組状況をご説明願い施設を視察させて頂いた。
開成のバイオマスエネルギープラントは、下水道汚泥や瀬波温泉旅館から出る食品残渣をプラントに投入し、発酵過程に出るメタンガスを利用し、専用ディーゼル発電機をまわし発電した電力を売電して、ディーゼルエンジンから出る熱(冷却用温水)を園芸ハウスの温熱利用をはかり、南国フルーツ(パッションフルーツ)を栽培して販売し、プラントからでる質の高い堆肥と液肥を水田や畑に還元し、循環型農業にチャレンジしている。あらゆる過程で無駄を削減し、再生エネルギー(汚泥・生ゴミ)を有効に活用して最終的に有機肥料を農地に戻すという循環を構築している。
このことで地元行政の下水道汚泥の処理費用も相当削減され、今後の地域社会のモデルプランとなりえる。今日までに至る過程で、行政の許認可で大変苦労されたとのことであるが、どこの地域で誰でもチャレンジできるようにと心がけて実証してきた。と遠山社長は熱く語る。