今日は午前中盆踊りの寄付まわりをしてきた。
毎年決まって8月27日の夜に開催される私の地元(四ケ村)の盆踊り大会。もう何年続いているのか、地元の人も誰も分からないくらい昔からの行事だ。昔はどこの集落でも行われていた盆踊りも、近年では若手が減ってやらなくなった集落も多い。が、四ケ村の盆踊りはかなり違う。毎年多くの参加者に恵まれ五泉市一盛大と言ってもよい。この活気と盛大さはなぜいまだに続いているのか?
いくつか要因がある。ひとつは寄付の集め方である。寄付は集落内の各世帯から寄せて頂くものと、関係事業所の皆様からご協力を頂くものと大きく二つ。
事業所の寄付は実行委員が足を運び頂戴しているが、各世帯の寄付は、昔から全て当日会場に届けて頂いている。各お宅にはいただきに上がらない。
皆、各自の意思で金額を決め自ら持参するシステムだ。自ら祝儀袋を会場に持参する気分の良さ、いつもありがとうございますと受付スタッフ。受付に用意されている振舞い酒、早速、寄付者のお名前と金額を筆字にして会場に掲示。このシステムを先人が仕組んでくれたおかげだ。事業所と集落世帯からの寄付が相当集まる。その中から毎年80万円程参加者用の商品を購入。主に日用雑貨が中心だが、これが主婦には受ける。手提げ紙袋に商品を詰め合わせ準備、400セット位が公会堂内に足の踏み場もなく並ぶ、みごとな景観だ。頂いた寄付金はおしげなく商品でふるまうきっぷの良さ、これも伝統のひとつ。
最後に実行委員のチームワークと親睦、一般的には、お祭り準備の際、お酒ばっかり飲んでいると、酒代の使いすぎと指摘される町内が多い。しかし我が地元は違う、皆の親睦が何よりも大切なのだから、遠慮しないでもっともっと酒を飲んで親睦を深めろと、酒代をけちるなと地域の重鎮から激励されるといったパターン。これが長年盛大に続く四ケ村盆踊りの秘訣だ。
皆さんも是非踊りに・観に来て下さい。8月27日夜、四ケ村公会堂広場です。そこのおかーさん、おねーさん、まってるよ!